アルコール依存症。
ちらっと書いたけれど、
私は以前、アルコール依存症だった。
診断はついていないけれど。
なぜ、アルコール依存症になったのか、
それは、現実逃避したかったから。
両親共に酒豪で、家には必ずお酒があった。
両親は仲が良くて、いつも楽しそうに晩酌をしていた。
私も大人になれば、
当たり前にお酒を飲むようになるんだろうと思ってた。
そして、大人になって、
当たり前に一人でワインを1本飲んだり、
浴びるようにお酒を飲むようになった。
美味しいからではなく、ただ、現実逃避できるから。
よく考えてみれば、それだけだった。
退屈な毎日から、少しの時間、逃げることができる。
だんだん飲まないと気が済まないようになり、、、
とうとう仕事前にも飲むようになる。
誰にもバレてない。
当時はそう思っていたが、今思うとバレていたと思う。
そして、いつからか、記憶を無くすようになる。
そして、頻繁に電車で気分が悪くなり倒れそうになることが増える。
そんな、息継ぎもギリギリの、毎日。
誰にもバレないで、心底苦しんでた。
でもやっぱり、飲まなきゃやってられなかった。
結婚してからは、少し落ち着いた。
そして、コロナ禍になってからは、もっと落ち着いた。
アルコール依存の方たちの経験談を聞き、
恐ろしくなった。
あ、私依存症だ。
気付いてからは、早かった。
なぜか、お酒をやめられたのだ。
気づくまでに約十年、かかった。
その間に体は少しずつ悪くなっていたんだと思う。
今では全く飲まなくなった。
また、美味しい、とお酒を飲みたい。